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アクセサリー ACCESSORY
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◆ コンセプト ◆
数学や物理の用語をモチーフにした、理屈っぽさ全開のデザインが多いのは、
世の中には自分が全く考えたこともないようなことを真剣に考えている人たちがいる、
ということを知るキッカケになればいいなぁ、との思いから。
なぜなら、「自分以外の人間の考え方を知ることは、自分の生き方の選択肢を増やすことだ」
と思うからです。
私自身、数学や物理は大の苦手で、完全なる文系人間だと思っているのですが、
日常で触れることのない考え方、一見非常識にも思える論理を知識として吸収することは面白く、
この楽しみをたくさんの人に知ってもらいたくて、作ってみました。
また、言葉の力、または無力さにも興味があり、そういったことを考えさせる作品にも挑戦。
今後は、心理学・落語・音楽・妖怪・生物など、
他の興味ある分野に関連したモチーフも取り入れたいなあと、諸々懸案中。
まあ結局のところ、ちょっと変なアクセサリーを持っていることで、
人とコミュニケーションをとるキッカケが作れたらいいな、ってとこです。
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![]() 論理パズル表面に「問題」。裏面に「解答」があります。 アルファベットを数字に置き換えると、数式が完成する有名なパズル。同じアルファベットには同じ数字が入ります。 話題が途切れた時の暇潰しに使おう。 | ![]() a sentence言葉というのは、様々な意味で「強い力」を持っています。 文字の羅列は、ただのデザインとしても楽しめますが、そこに意味を持たせた時、また別の側面が表れます。 こんな”文章”を身に着けることで、些細な自己主張をしてみたり、相手に考えてもらったり…コミュニケーションのきっかけになればいいなぁと思い、作った作品です。 言葉の無力さを感じる時もありますが、やっぱり言葉で伝えなきゃ伝わらないことがあるなあ、と思う今日この頃。 ちなみにこの文の意味は、「”やらなきゃいけないこと”なんてこの世に一つもない」。 他にも、私の好きな一文を英語にしたものがいくつかございます。 | ![]() Gear日本語で言うところの”ギヤ(ギア)”。 つまり歯車。 無機的な歯車と有機的なガラス粒を組み合わせてみました。 |
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![]() E=mC²特殊相対性理論に関する超有名な数式をモチーフに使用してみました。 これを身に着けると、頭がよく見えるぞ。 なお、「E=mC²って何だっけ?」と訊かれた時の為に、予習しておくことをオススメします。 ちなみに、E(エネルギー)=m(質量)×C(光速度)の二乗。つまりは、「質量とエネルギーの等価性」の法則。 私も詳しくは説明できません。でも興味があるから一生懸命勉強中。 | ![]() Red chairこんなソファに座りたい。 部材は全てシルバー製です。他の作品よりちょっと高級感。セミフォーマルにも。 | ![]() oroスペイン語・イタリア語で「黄金」の意。 なんとなく、中南米の古代文明を思い起こしたから名付けました。 でも文章は英語です。いつか、ちゃんと古代文明の文字を使って作ろうかな。 ちなみにこの英文には特に意味はなく、単なる飾りです。 |
![]() Chat noir気取ってフランス語にしてみた。 黒猫。 「シャッ・ノワーッ」って感じの発音。 フランス語の定冠詞(英語でいうthe)は、女性名詞(la)と男性名詞(le)に分かれていて難しい。なぜかって、そもそも女性名詞か男性名詞かを見分ける法則はきちんとしたものはなく、最終的には丸暗記しかない。らしい。 えー、そんなのアリ?と思うけど、日本語の法則もかなり無茶(というか明確な法則が無い場合も)なので、他国のことはとやかく言えない。 | ![]() entropy統計力学におけるボルツマンの公式。 いわゆる「エントロピーの法則」に関する式。 時間というのは過去から未来へしか流れない。これを「不可逆過程」といいますが、なぜそうなのかを考えて導き出されたのがこれ。 詳しいことは私も理解できてませんが、粒子の散らばり具合を表した数値、それが「エントロピー」。この世の中では全ての事象が「低エントロピー状態」から「高エントロピー状態」になっていく、ということが重要らしい。 「ミルクの混ざっていないコーヒー」と「ミルクの混ざったコーヒー」、どちらが時間的に過去の状態かと問われれば誰もが前者と答えられる。これが、「エントロピー増大の法則」のわかりやすい例、らしいですよ。 | ![]() ヘンペルのカラスプリンストン大学の哲学教授、カール・ヘンぺルが考案したパラドックス。 かいつまんで言うと、 「A:全てのカラスは黒い」という主張は「B:黒くないものはカラスでない」と同等である。 だから、Aの代わりにBを調べてもよいはずだ。つまり、外へ出てカラスを捜しまわらずとも、目の前の茶色いテーブル、白いカップなどを収集すればよい。それらはAの実証例でもあるのだから。 以上の理論、どこか間違っているだろうか? …という話。さて皆さん、どうお思いですか? |
![]() aphrodisiac媚薬の意。 っぽく無いですけどね。 ハート型の容器だったので、なんとなく。 アフロディジアックとは、ギリシャの愛の女神「アフロディテ」からきてるんでしょうね。 この単語、初めて知ったのはサザンオールスターズの曲「BLUE ~こんな夜には踊れない」でした。 桑田さんが英語で「~ック」で韻を踏んでおり、その中に入っていたのがコレ。 勉強になるなあ。 | ![]() 嘘吐きパラドックス「全てのクレタ島民は嘘吐きである」という発言をしたといわれるギリシャの預言者エピメニデス。彼自身もまたクレタ島民であった。 では、この発言は本当か、嘘か? という有名なパラドックスをモチーフにした、深い意味は無いデザイン。 こうしたものを「自己言及のパラドックス」という。結局はこの文自体が無意味であるという結論に至る。 | ![]() Stamp英語で切手は「stamp」。 ああ、そうか。なんか変な感じ。 勢いまかせで作ったけど、意外と気に入っている作品。 |
![]() copainコパン。フランス語で”友達”の意。 日本人って、フランス語に弱いですよね…。 なんか、オシャレな感じがどうしてもしちゃう。 私の好きな画家、マグリットがベルギー人だったこともあったりして、私は大学の第二外国語授業でフランス語を選択しましたが、もうさっぱりです。 読み方だけは憶えているので、流暢に音読することはできます。 意味はほぼわかりませんが(苦笑)。 | ![]() 時の番人サルバドール・ダリ「記憶の固執」へのオマージュ。のつもり。 あの作品、幼少時に初めて知ったのですが、インパクトがありましてね。長じて本物を実際に見た時、あまりのキャンバスの小ささにまた衝撃を受けました。 シュールレアリスムは、とても好きな分野です。ダリよりはキリコが好きかもしれませんが…一番好きなのはマグリットです。 | ![]() hornホルン。金管楽器愛好者におくる。 ちなみに私はフルートが吹けます。 フルートは、木管楽器です。 竹製の”リード”を使用する、サックスやクラリネットが木管楽器なのはわかるけど、もはや金属でしか構成されていないフルートが木管楽器なのは、いつもちょっと腑に落ちない。 |
![]() ニ ューカムのパラドックスアメリカの物理学者・ニューカムが考案したパラドックス。 宇宙から、人間の行動を正確に予測できる超能力生物がやってきた。彼はあなたに次のような提案をする。 「ここに二つの箱があります。Aの箱には必ず千円入っています。Bの箱は、カラかもしれないし、百万円入っているかもしれない。これをあなたにあげようと思いますが、あなたはBの箱だけを取ってもいいし、両方の箱を取ってもいい。ただ、私はあなたがBの箱だけを取ると予測した時には百万円入れておきます。また、あなたが両方の箱を取ると予測した時にはBをカラにしておきます。それではサヨウナラ。」 あなたはどちらの取り方を選びますか? Bの箱だけ取る方が無難に思える。なんせ、正確に行動を予測できるというのだから。 しかし、ある人はこう考える。「彼は予測を済ませて行ってしまったのだから、箱の中身はもう変わらない。もしBの箱がカラだとしたら、Bだけ取ると何ももらえないが、両方取れば千円もらえる。また、もしBに百万円入っているなら、両方取れば百万円も千円ももらえる。だから両方取るのが得に決まっている。」 この理論は正しいだろうか?※3 | ![]() シュレーディンガーの猫量子論について学ぶと出てくる用語。 オーストリアの理論物理学者シュ レーディンガーが考案した思考実験のこと。 ものすごく簡単にいうと、 まず量子論によれば、一つの電子は複数の位置に同時に存在でき、人間が観測した瞬間に位置が決まる、という。であるならば… ここに猫の入った中の見えない箱がある。この中には放射性物質も入っていて、この放射性物質はある確率で放射線を発する。さらにこの中には放射線を感知すると毒ガスを発生させる装置も入っている。 さて、箱の中がこのような状況の時、我々は箱のフタを開けるまで中が見えない。誰も中の状態を観測していない時点では、放射線が出て猫が死んでいるのか、出ていなくて死んでいないのか、決まっていない。 つまりは、死んでいる状態の猫と生きている状態の猫は同時に存在(共存)しており、観測者が観測した瞬間にどちらかに決定する。 というような話。…難しいですね。※1 ちなみに、京極夏彦・著「姑獲鳥(うぶめ)の夏」で、”この壺の中身は干菓子だったわけだが、君が開けるまでは骨だったかもしれないよ”というような会話のくだりがあるが、それはこうした量子論の説から来ている(はず)。 | ![]() モンティ・ホール問題ここに三つのドアがある。 それぞれA・B・Cとしよう。 この中の一つが”当たり”のドアで、それを選べばあなたは賞金をもらうことができる。残りの二つはハズレだ 。あなたは、自分の直感でドアを一つ、例えばAのドアを選択する。 すると、ここでこんなアドバイスをもらえる。 「あなたが選ばなかったBのドアはハズレだ。」 この言葉は信頼できるものである。そして、今なら選ぶドアを変えてもよい、と言われる。 あなたは、選ぶドアをCに変えるべきか、変えないべきか? …こんな問題に答えはないだろうと普通の人は思うと思いますが、正解は「変えるべき」。 これは”確率”の問題。三つの選択肢がある時、それぞれ「当たりである確率」は1/3ずつ。あなたの選んだAが正解である確率は1/3、BかCである確率は2/3。 そのうちBが除外されたことで、”BかCである確率=2/3”がそのまま”Cである確率=2/3”となる。 …ということらしい。感覚的にはどうも納得いかない気がするし、そもそも確率の問題なので、Cを選べば確実に当たるわけではないのだが、”確率の高い方を選ぶ”方が賢い選択であることは確か。数学って不思議。※2 |
![]() Please … me「~して♥」シリーズ(笑) 要求してる割には、どちらかというと下手にでる感じの動詞が多いのは、きっと私がM気質だからでしょうねぇ(笑) こんなこと口に出して言えないワ、という奥ゆかしいあなたに。 | ![]() badgesバッジ。野本センスの微妙なバリエーションをご堪能ください。 | ![]() 私は迷子これを付けた鍵などを紛失して、それを拾った人が読む。 「私は迷子。」 「ああ、そうね。」と思う。 で、最大の難点は、持ち主の名前を書く場所がないところ。 一生迷子かも。 |
![]() ジョハリの窓モチーフは「ジョハリの窓」。 人間の内面には4つの窓があるという、心理学者が作ったグラフモデルのこと。 1.open…自分も他人も知っている「私」 2.blind…自分では気付いていないが他人は知っている「私」 3.hidden…自分だけが知っていて他人は知らない「私」 4.unknown…自分も他人も気付いていない未知の「私」 自分の心について考えてみる。 自分も他人も知らない、私の心の「未知の領域」。 そこに何が眠っているかわからないから、 一生懸命知ろうとする。 そうすると、人生は楽しい。 | ![]() initialsイニシャルでもなんでもいいですが、好きなアルファベットを樹脂の中に浮かべられます。オーダーメイドOK!ただし、現在小文字またはアラビア数字しかありません。あしからず。 | ![]() Do you…一度は言ってみたいセリフ(笑) 「court」には、法廷・(テニスなどの)コート・庭、などの意味がありますが、ご機嫌取りや(女性に対する)求愛の意味もあるそうです。 つまりは、「私のこと口説いてるんですか?」 でもコレずっと首に下げてたら、意味分かんないですけどね(笑) でも、おそらく、「courtってどういう意味?」という会話には発展するかもしれません。 その時がチャーンス!(何の?) |
◎欄に入りきらなかったので補足…
※1 シュレーディンガーの主張は「そんな半死半生の猫なんていう馬鹿げたものは存在しない」であり、つまり「観測者が観測するまで決まらない、という解釈はおかしい」という立場をとっている。
※2 アメリカのクイズ番組で実際にこのような問題が出されていたことから、その番組の司会者の名をとって「モンティ・ホール問題」と呼ばれている。
※3 ニューカム自身は「Bの箱だけ開けるべき」と考えていたという。しかし、どちらが正しいのかについて未だ研究者の議論が続いている。なおこのニューカムの問題文は、野崎昭弘・著「逆説論理学」を参考にさせて頂きました。
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