男女共用
- nmtmah
- 2015年1月26日
- 読了時間: 2分
23日の朝日新聞に、私にとって興味深い記事が載っていました。
海外の特派員が書いた記事で、サンフランシスコ発、見出しは「トイレの列 男女混合」。
内容は、最近サンフランシスコ周辺のレストラン、カフェ、オフィスビルなどに男女共用トイレが目立つようになった、というもの。
日本でも時々見かけますが、主にコンビニなど、狭い店舗にある個室トイレに男/女マークがついていますね。
この記事が伝えているのは、そうではなく、どうやら個室がいくつもあるトイレットルーム全体が男女共用になっている、ということらしい。(記事が短いので詳細はわからないのですが。)
理由は、トランスジェンダーへの配慮だそうで。
要するに、見た目が女性のような男性が男子トイレに入ると、周囲の人は驚くし、本人も居心地の悪い思いをする。逆も然り。ならば共用にすればいい。という理論。
ああ、さすが、アメリカは進んでますね。
私も昔からトイレを男女共用にしてほしいと思っていたのですが、そんな所は日本にはどうもまだないようで。
(この辺りの話に関しては、HP内のPASTIMEページ「間違えられる話」をご参照ください。)
大学時代に、後輩の男子に「世の中のトイレが全部男女共用だったらいいんだけどなあ」と何気なく言ったところ、「え、それは困るな」と言われたことを覚えています。
まあ、そりゃあ、普通の男性・女性からしたらメリットがほとんどない(皆無、といってもいいか)のだから、当然でしょうね。
むしろ、やっぱりトイレに異性がいたらイヤだな、と思う方が普通だと思います。
具体的なデメリットとしては、サンフランシスコでは「男性が便座を上げっぱなしにする」というクレームが女性から出るらしいです。
そうだろうな。新婚家庭でもそういういざこざは時々あるらしいですものね。
いやあしかし、そういう少数派の為にそんな大きな改革(だと私は思う)を実行するのはすごいなと思いました。
日本じゃ、まあ無理だろうな。
少なくともサンフランシスコのようになるには10年20年、いやそれ以上かかる。もしくはそんな日は来ないかも。
いいんです。私は。
数少ない男女共用トイレを捜して、なるべく周囲の人を驚かせないようにしますから。
無い場合は、仕方ないですが。
私はトランスジェンダーではない(と思う)ので、日常のストレスがこれくらいで済んで幸せです。
そんなわけで、男性だと思われるのは全然構わない(むしろ面白がってる)のですが、この件ばかりはいつも不便だと思わずにいられないので、気になった、という話でした。
〈了〉
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